いのちの食べかた 監督:ニコラウス・ゲイハルター
「飲食に携わる者としていつか見なきゃね」、とヨメと言っていたもののパッケージに描かれた牛の解体写真を見るたびに、ついつい後回しにしてきてしまいました。
だって、ね...
好き好んで残酷な映画を見る時間も、心の余裕も...
でも、次のステップに取り組もうとしている今、意を決して見ることに。
(ヨメは途中で寝ましたが。。)
セリフらしいセリフはない90分程度のショートムービー。
ヒヨコ、トマト、オリーブ、豚、牛、鮭といったいのちが、消費者に届くために、選別され、摘まれ、機械によって冷たく扱われ、解体されていく現場の様子が淡々と流れていきます。
飲食業に携わる者としての私の経験ですが、店舗では「原材料=食材」として商品を発注して、それが大量のロットで納品されて、そこに手を加えてお客様に「料理」として提供しており、発注した食材を自分や店の提供する作品(=料理)の一部としてしか見ていないようなことがありました。
というか、そこまでも考えていない、慣れてしまい感覚がマヒしてしまっているんですね。
もちろんそれは材料という無機質な言葉で表わされるはずもなく、元々は「いのち」なのだということを強く再認識することができました。
飲食業界に携わるということは、すなわち、頂いた「いのち」に接する機会が多いということ。
飲食業に携わる以上、責任を持って、「いのち」のありがたみを届けることここに強く誓います。
何が正しい正しくないとかではなく、食べるということはいのちを頂いているという事実があり、その事実を知るためにこの映画を見てみてるのはいい経験だと思います。
詳しくは下記サイト
いのちの食べかた
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