アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術 ガイ・カワサキ 海と月社
アップル草創期(Mac)に携わった氏の著書。
起業のための資金調達、マーケティング、販売方法だけでなく、面接の際に有能な人材を見出す方法、プレゼンの方法、ネーミングの注意点など細かいところまで紹介された大変わかりやすい本になっています。
様々な例があるため、「起業術」とありますが、起業に関係なく自己プロデュースだったり、プレゼンの際など面白く読めるではないかと思います。
結構なボリュームですが、時折見なおすつもりです。
ちょっとだけ気になったところを残しておきます。
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頭に残るどんなアイデアにも共通する6つの原則(SUCCESS)(p.129)
たとえば、「10年後に人類を月へ」というジョン・F・ケネディのアイデアは六つ全てをそなえています。
a 単純明快である(Simple):一つの明確なミッション
b 意外性がある(Unexpected):人類を月へ?そんな発想は当時、まるでSFだった。
c 具体的である(Concrete):成功の定義は明らかだった。人類、月、10年 ―言い逃れはできない
d 信憑性がある(Credible):これを口にしたのは米国の大統領である。
e 感情に訴える(Emotional):国全体の野望や開拓魂にアピールした。
f 物語がある(Story):宇宙飛行士が大きなカベを克服して、驚くべき目標を達成する。
ネーミングの注意点(p.158)
- アルファベット順の早い文字で始める
- XとZで始まる名前は避ける
- 動詞になる可能性を感じさせる
- 発音が他と違う
- 論理を感じさせる
- ありきたりやふつうを避ける
- 流行を避ける
レイヤー式に書いてあり、まとめられていて大変わかり易いのもうれしいです。
お勧めです。
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