20180129

TRUST FACTOR / ポール J ザック

年末年始に読んだ本がとてもよかった。
組織をよくするものは「信頼」であることを科学的アプローチで書かれた本。
内省しながら、また未来を描きながら読み進めた本。
メモ

問い:成功をおさめる組織と、そうでない組織の違いは?
答え:「信頼の文化」が醸造されているか否か

信頼を実現する8つの要素

  • Ovation オベーション
  • eXpectation 期待
  • Yield 委任
  • Transfer 委譲
  • Openness オープン化
  • Caring 思いやり
  • Invest 投資
  • Natural 自然体
委任は従業員に対して選択の権利を与えます。これは、技術革新に必要な要素です。同時に、ミスをすることを認めることでもあります。(p.130)

委譲を実現する1つの方法に「ジョブ・クラフティング」があります。従業員に作業を割り当てるのではなく、各自がやりたいことを軸として仕事を自ら設計してもらうのです。(p.157)

「1人ひとりが成功するためには、チームが一体となって目標を達成しなければならない」このように、チームのメンバーが支え合う関係があれば、「委譲」の取り組みに効果的に参加を促すことができます。(p.167)

ピーター・ドラッカーは次のように話します。「現代の組織は、上司と部下の組織ではない。それはチームである。」(p.169)

思いやりのTips
  1. かけがえのない個人として受け入れる
  2. 同僚同士の交流を促す
  3. 互いに助け合う
  4. 長期休暇制度を取り入れる
  5. 小さな親切を実践する
「自然体」のリーダーは自らの弱さを受け入れ、それを隠し立てしません。それは強さの裏返しでもあります。なぜなら、他社に対する優位性を誇示するのではなく、チームワークを大切にしているというメッセージだからです。(p.272)

JOY=TRUST × PURPOSE
喜びは信頼と目標意識から生まれます。(p.295)