20111029

本の記録 / ガイ・カワサキ


アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術  ガイ・カワサキ  海と月社


アップル草創期(Mac)に携わった氏の著書。

起業のための資金調達、マーケティング、販売方法だけでなく、面接の際に有能な人材を見出す方法、プレゼンの方法、ネーミングの注意点など細かいところまで紹介された大変わかりやすい本になっています。
様々な例があるため、「起業術」とありますが、起業に関係なく自己プロデュースだったり、プレゼンの際など面白く読めるではないかと思います。

結構なボリュームですが、時折見なおすつもりです。

ちょっとだけ気になったところを残しておきます。
===

頭に残るどんなアイデアにも共通する6つの原則(SUCCESS)(p.129)
たとえば、「10年後に人類を月へ」というジョン・F・ケネディのアイデアは六つ全てをそなえています。 
a 単純明快である(Simple):一つの明確なミッション 
b 意外性がある(Unexpected):人類を月へ?そんな発想は当時、まるでSFだった。 
c 具体的である(Concrete):成功の定義は明らかだった。人類、月、10年 ―言い逃れはできない
d 信憑性がある(Credible):これを口にしたのは米国の大統領である。
e 感情に訴える(Emotional):国全体の野望や開拓魂にアピールした。 
f 物語がある(Story):宇宙飛行士が大きなカベを克服して、驚くべき目標を達成する。 

ネーミングの注意点(p.158)
  • アルファベット順の早い文字で始める 
  • XとZで始まる名前は避ける
  • 動詞になる可能性を感じさせる
  • 発音が他と違う
  • 論理を感じさせる
  • ありきたりやふつうを避ける
  • 流行を避ける

レイヤー式に書いてあり、まとめられていて大変わかり易いのもうれしいです。
お勧めです。

20111024

旅の記録 / SFO3

今日で実質的にアメリカ視察旅行は終わりです。

今日はサンフランシスコの街をゆっくりとまわっていました。

そのなかでも2店のコーヒーショップの紹介を。

1店舗目"Sight Glass"
広々とした店内。
左に見える煙突は焙煎機。

シンプルだが丁寧な作り

カウンターで話したり、座ってPCをつかったり。
心地よい。

焙煎機。でかい。

これも収穫です。
iPadをつかったレジシステム。
他にも使っている店が何店舗かありました。
もう少し調べてみます。これでだいぶ初期投資が抑えられるし。


2店舗目"Four Barrel Coffee"


内装インパクトあり。

賑わう店内。


店の顔、バリスタ。

道路に面してのカウンターや自転車置き場。

コーヒーとドーナツ。
あれ、ドーナツおいしいじゃん。

NYではこじんまりとしたテイクアウト中心のコーヒーショップが多かったのですが、サンフランシスコのこの2件では店舗面積が広く、豆の焙煎機が店内にあって豆も買えるような店でした。もちろん、コーヒーやエスプレッソはおいしい。

他にも、Wi-Fi環境がありmacを持った人が思い思いに時間を過ごしていたり、店員がラフですごくフレンドリー、といった特徴が挙げられます。

スターバックスやタリーズにはない、場としての若者のカルチャーステータス、心地よさがあるのだろうと思います。これはきっと日本にも受け入れられていくであろう文化だと実体験を通して感じました。実際最近良く雑誌でよく見かけます。

これで今回の旅の記録はおしまいです。本当に行くことができてよかった。
逆に迷いもできてしまったけど、細部まで自分のイメージができたのは収穫です。

会える方はまた会ったときに色々お話させて頂きます。
ありがとうございました。

===

最近出てた、Brutus Casa ムック本「コーヒーをもっとおいしくのむために」特集 で日本の何店舗かも特集されていましたね。

ぜひ行ってみようとおもいます。






20111023

旅の記録 / SFO2

今日はサンフランシスコの近郊、バークレー(Berkeley)とオークランド(Oakland)へやって来ました。

サンフランシスコの街から思ったよりも近く電車で20分かからない程度でした。

ここはシェ・パニーズを中心とした地産地消でカリフォルニア・キュイジーヌが盛んな地域。

6年ほど前にレストランの研修として連れてきてもらい、その頃「オレのピッツァをつくる」という一辺倒の職人的な考えから、素材を活かすというこやバランスに対して考えなければいけないということを(後になってよくよく考えると)学びました。私が飲食業として大事にしたい部分、基礎の部分がある場所です。

またシェ・パニーズで修行した料理人が志を継ぎ、この街で同じように素材を愛し、街に愛されて店を営業しています。街自体がそういった食文化を大事にしている街なのです。


"Bakesale Betty"
・チキンフライとシャンツァイとキャベツのサンドイッチ
(なんか爆発したようになっていますが、あけたらこうなるほどたっぷりノ野菜でした。)
・レモネードのスムージー
・イチゴのショートケーキ

この店もシェ・パニーズの意思を引き継いでいます。
一つ一つの素材の味がしっかりとしていました。
イチゴのショートケーキおいしかったぁ。

そして、シェパニーズ!


には行けず。
道路を挟んで斜め前の・・・


"Cheese Board Collective"

今回、この店を見たくてサンフランシスコまで足を運んだといっても過言ではありません。
シェ・パニーズがこの場所に出店する理由にもなった店。
ここがあるからこそ、と。
野菜のえぐみもしっかりとしており、またチーズ専門店が経営をしているためチーズもおいしい。
サラダ用ヤギのチーズドレッシングは本当に絶品でした。

こんな素敵な通り沿いにあります。


"In-N-Out"
最近雑誌などで時々見かけるハンバーガーショップへ。
店舗の色合いはマクドナルドみたいだけど、
ハンバーガーメニューは3種ほどしかなく注文後調理。
フライドポテトは固めでじゃがいも感がすごく残っていました。
ハンバーガーはうーん。

NYでは内装の他にオペレーションやシステムを視察する目的、今回は地産地消や食材に関して視察する目的。

目的が全く違うような気がしますが、両者から多くを学びました。

その中でも今回一番感じたことは、やはり一つ一つの食材に関しては真面目に誠実にやっていきたいということです。


20111022

旅の記録 / SFO

NYを早朝に出て、サンフランシスコに昼に到着しました。
空港の検査すごく厳しかったです。

NYに比べると、交通量が少なく、空気も綺麗な気がしますが、治安はこちらのほうが悪いようです。

一度きたことがあるのですがその時はカフェやデリは見向きもしなかったので、全く違った景色としてみることができます。

観光地
Ferry Buildingへ。



"FerryBuilding"
オーガニック食材を扱う店が多く集まる商業施設。
果物、野菜はもちろん、きのこ、はちみつ、ジャム、ミルク、チーズなど。
建物前にもテントが出ています。




"blue bottle coffee"
最近よく西海岸でもコーヒーについて雑誌に取り上げられています。
ロゴが可愛らしい。
こういう何か意味ありげな名前、「色や数+物体+商品の名前」って覚えやすい。

色々なデリがあります。
中華、タイ、ベトナム、よくわからないアジアン。
何でもデリにしてしまうんですね。

街をほんの少し離れると、一昔前のドーナツショップが。

カリフォルニアは食材が豊かで、それに関してすごく関心が高いように感じられました。
明日はその食材に重きを置くカリフォルニア料理の中心地、バークレーに行ってきます。


20111021

旅の記録 / NY7


NY最終日。

翌朝8:00にはNYをでて、サンフランシスコ(SFO)へと向かいます。

のんびりいけていない店や行ったけどもう一度行きたい店へと行ってきました。



"Roasting Plant"
注文ごとに管から豆が機械へと運ばれ挽き立てのコーヒーが飲める。
これって見た目とかすごいんだけど、よく考えたら
セブンイレブンとかにおいてある機械を長くしただけなのではなんではないかと
思うと、あまりおいしく感じなくなってしまいました。


"Brooklyn Bagle"
こんもり見えるのは、デザートでもポテトでもなくてクリームチーズ。
サーモンやディル、ハラペーニョ。
変わったものだとイチゴやコーヒーなんてのもある。


"'ino"
3回目の’ino。
パニーニは2種食べたけど正直味がいまいちでした。
でもトリュフオイルのは本当においしいのでオススメです!

 絵画の個展のためにきている人、ダンスを習いに来ている人、女の子を追いかけてきた人。
頑張っている人と出会い、自分も頑張らねばと刺激をうけることが出来ました。(バックパッカー終わった時同じ事いってたけど、更にパワーアップ!)


今回はただ食べて、街を回っていただけど、次回は何かを生み出してNYに戻ってきたいと思います。出会いに感謝です!

ニューヨーク 一人さみしい 夜景かな

20111019

旅の記録 / NY6


今日は日曜、天気もいいのでセントラルパークのほうを散策してみることにしました。


"Amy's Bread"
出来立のパンが食べられ、店舗でもコーヒーを。
日曜ということもあり行列。


老舗"ZABOR'S"
スーパーに併設したカフェ。こちらもすごい賑わい。
ガーリック味のパンにチーズのみのアメリカンクラシックスタイル。



"DOGMATIC"(HP)
ホットドッグを繰り抜いたようなバケットに、具とソースを流し込んだもの。
写真は肉の代わりにアスパラガスを頼みました。
ヘルシーを売りに店舗デザインにも力を入れていました。
まだ一店舗しかないけれど、どこかに資本でやっていて増えていきそうです。
すごくおもしろい。


あと、今日の夜はホームセンターをウロウロしていました。
"The Container Store"っていうのはIKEAと東急ハンズが合わさったような感じ。
日本では見ない大型のものも。
ハンズ好きの僕にはたまりませんでした。
是非!



''Centaral Park'
ジョンレノンがNYで住んでいた際のビルから眺めていた辺というStrawberry Fieldsへ。
そこには何人かの人やグループがビートルズの曲を歌っていました。
バンドの演奏が聞こえると老若男女が集い、
インド人、中国人、フランス人、ドイツ人も皆が足でリズムをとり、曲が終わるごとに拍手をしていました。
そこはまぎれもなくピースフルでハートフルな空間でした。
ジョンレノン、あなたのおかげでこんな幸せな時間を過ごすことが出来ました。
検索してみると、"the meetles"(出会い)というバンドでした。
You tubeに最近のものがアップされていたので載せておきます。


旅の記録 / NY5

今日はマンハッタン島をでて、隣町ブルックリンに行って来ました。

アートなどが盛んだったり、マンハッタンで出店するにはお金のない若者がブルックリンで成功してマンハッタンに進出したりするそうです。


マンハッタンとの岸沿いの公園でマーケット。
オーガニックだったり、手作りだったりマンハッタンではない緩やかさ。 


"Ella Coffee"
コーヒーとサンドイッチがバランスよく売られている店。
すごく参考になりました。 



"El Beit"
雑誌で見かけた店。
オレンジのエスプレッソマシーンがいい感じ。
黒板こちらは木枠で囲んだものが多いなぁ。 


"Malow's&Sons"
焼き菓子、デザートの他にも小物から本、A.C.Pのジーンズなんかも売ってる。
地元に愛されている感じがすごいしました。 


"Diner"
前のMalows&Sonsの隣の店。
こちらに来て初めてのハンバーガーを食べました。
上のバンズが薄くて肉が分厚いのにバランスがとれていておいしい。
ポテト焦げすぎ。 

歩いている途中に見つけた店。
自動車整備工場を改装というか、半分カフェに使っている。
ブルックリンぽい。

マン!ハッタン!



若者の街、東京で言うと距離的にも渋谷新宿にも近い、下北沢や吉祥寺にあたる?
でもブルックリンはそんなごちゃごちゃしていないからなぁ。

そういう文化的にもエネルギーがある所からやるのもいいのかななんても思い悩んでおります。
身の丈にあった事からやるのか、ベンチャーとしてリスクを大きく背負ってやるのか。
悩んでいます。