20110526

本の記録 / 岩瀬大輔

132億円集めたビジネスプラン 岩瀬大輔  PHP研究所


ビジネスマンの方なら多くの人がおそらく知っているであろう、ハーバードで上位5%に入り、30歳にしてライフネット生命を立ち上げるという雲の上のような経歴をお持ちの岩瀬大輔さん。

彼のセミナーがあるということで、先日第1回目に参加してきました。

SPBS 岩瀬大輔のアントレプレナー塾
(ちなみにこのSPBS=SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERSって本屋さんすごく良いですよ)

飲食店の規模ではなく、そのような大きな事をなし得た方がどういった視点を持っていらっしゃるのかを知りたくて受講したのですが、本当に面白かったです。

昨年の受講生の「眼からウロコが落ちた」というようなコメントがあったのですが、まさにその通り。
聞きながら、どんどん頭が冴えていくような、そんな感じでした。

基本的には、本にある事業計画の内容に沿ってだったのですが、ベンチャーキャピタルの人との会話でどんな方に投資をしたくなるかといった内容や、細かな資料は財産になりそうです。


以下、本の内容となります。


「自分が使えるヒト、モノ、カネといった経営的資源の制約は、一旦取り払って、『何が世の中に求められているか』ということだけを考える。あとからヒト、モノ、カネはついてくる」(p18)

これ講義の喩えで分かりやすかったので引用すると、例えば、文化祭の配役で主役をクラスの中で一番の女の子にするんじゃなくて、大女優の名前を書いてみる。もしかしたら、脚本の内容や自分の過去に投影して心を打たれて出演してくれるかもしれない。

自分の今考えれる選択肢の中からではなくて、ゼロから考えるといったことが重要ということです。


新しい会社の商品そのものを売るだけではなく、「会社を売る」(p110)

ストーリーを発信することで、消費者を巻き込んでいく。何かアイデアがあれば隠すのではなく、発していくことで仲間やサポーターを巻き込んでいくexecution(執行力)が必要だということを教えていただきました。


投資家に事業計画を提示して出資を請う場合、その事業がどれだけ大きく成長する(化ける)可能性があるかというアップサイドと共に、どのようなリスクを内包し、どのような場合に失敗するかという「ダウンサイド」を示す必要があります。(p133)

リスクを正直に提示することで、それを経営側が認識しているという説明にもなります。これとは少し話がずれるかもしれませんが、VCや投資と言っても、最後はどれだけ真剣か、どれだけ情熱があるかといった「ヒト」が重要であるとのことです。

まだまだマーカーした箇所がありますが書ききれないほどあるので、気になった方はぜひ読んでみてください。
会社を興す際はフットワーク軽く行動します。



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